2019年08月19日
盆法要に関して知っておきたいこと
葬儀が終わると法要を行わなければなりません。夏休み中の8月には盆法要があり、13日に精霊迎えを行います。精霊があの世から迷わず帰ってこられるようにと迎え火を用意するところもあり、精霊と数日間一緒に過ごした後の16日に精霊送りを行います。
8月16日は送り盆と呼ばれており、この日も送り火を用意するところがあります。葬儀を済ませた初めての盆は新盆と呼ばれており、通常よりも盛大に行うことが一般的です。親戚と一緒に盆提灯を用意したりする場合もあります。
お盆ではお供え物を置くための精霊棚をつくり、伝統的にナスビやキュウリなどの野菜と爪楊枝などを使って牛や馬といった動物をつくってこの棚に飾ります。これらの動物に乗って精霊になった先祖が帰ってくると考えられています。
お盆を迎える時期には日本の各地で夏祭りが開催されています。この時に踊る盆踊りを昔踊ったことがあるという人がいるかもしれませんが、この盆踊りは帰ってきた精霊のご先祖様を慰めるために行われるものだと言われています。今でもまだ多くの地域で夏祭りの際に盆踊りが開催されているため、ただ単に一緒に踊って楽しむのではなく本来の意味合いを感じてみてはいかがでしょうか。