2017年10月27日
つらくても必要がある危篤と葬儀の準備
家族に病気の人がいてその状態があまり良くはないというとき、いくらある程度わかってはいても亡くなるということはあまり考えたくはないでしょう。しかし、現実としてそう遅くない時期に最後の日がやってくるとわかってしまっている場合には、とてもつらいことですが、様々な準備は必要になります。
もちろん心の準備としての覚悟だけではありません。現実的なこともたくさんあり、葬儀の準備もそのうちに入ります。医師に危篤を告げられた場合にはすぐに家族に知らせなくてはなりません。知らせる人は危篤になってしまった本人の二親等以内の親族が目安だとされています。
具体的には親、子、兄弟姉妹、祖父母、孫となります。また親しい友人などがいて、その友人がどうしても会いたいとか家族が会わせてあげたいという場合は親族以外でも連絡します。会ってもらいたい、または本人が会いたがっているという人には、できるだけ意識があるうちに連絡して来てもらうことがいちばんですが、家族だけで見守りたいという場合にはそうするのがいちばん良いでしょう。
複数の人が連絡する際には、重複して連絡しないように注意が必要です。病状が良くないと予測されるときには、前もって住所や電話番号、メールアドレスなどのリストを作っておくのも良いかもしれませんが、連絡はきちんと言葉が伝えられる電話が最適だと言われています。
葬儀は葬祭業者との連絡になりますが、危篤の知らせはそれぞれ別々となるためきちんと連絡先を把握しておくことであわてずに済ますことができるでしょう。